息子に教えられた保険の大切さ
私の息子は先天性ミオパチーと言う遺伝子の障害を持ってこの世に生を受けました。立ち上がることはおろか、ハイハイもできず、呼吸をする筋力さえ弱く人工呼吸器につながれる事もしばしば。彼の人生の半分は病院で暮らす生活です。
彼が生まれてから私も妻も悩み、苦しみました。しかし、そんな私たちの背中をいつも押してくれるのは、そんな彼自身の笑顔でした。
人工呼吸器の力を借り、身体を固定され涙の後が残っている顔でも時折見せてくれる彼の笑顔は、「自分は生きている」と言う主張であり、「生きたい!」という彼の強い「想い」だと感じました。
私たちは、彼のその「想い」を何とかかなえたい、守りたいと考えるようになりました。まわりを見回すと、私の息子と同じ「想い」で生きるために闘っている子供たちが何人もいました。
保険の仕組みは相互扶助
私の息子のためにかかる医療費は年間約500万円、4年間で2,000万円を超える金額になります。しかし、そのほとんどは社会保障という公的な保険に負担していただき、助けていただいております。
もしも保険が無かったら、私は息子の命を守れるでしょうか?彼の「生きたい」という「想い」を、お金のために諦めていたかもしれません。
保険の仕組みは、相互扶助の考えから成り立っています。我々みんなが支払った保険料が、苦しんでいる人たちのために使われています。
本当に困ったときに支えて背中を押してくれるもの、それが保険だと私は考えています。
私の息子が、名前も知らない多くの方々が支払った社会保険料のおかげで「生きるチャンス」をいただいていることには心から感謝しております。











